【健康寿命】のばす方法10選|健康寿命の意味を理解して豊かな未来へ
豊かな未来を歩み進めるための健康寿命は、さまざまなメディアでも取り上げられることが多くなり、その意味合いや目的・具体的な秘訣に大きな興味を惹かれませんか?
不安定な時代の今、以前よりも健康・寿命に関する意識を高めていく人が増え続けている今、健康寿命をのばすための秘訣は、意外に多くの方法・手軽にできるメソッドが数多く存在しています。
ここでは、健康寿命をのばしてより豊かな未来・明るい日々を過ごすためにできる10の方法と、そもそもの健康寿命の意味合いについてご紹介していきます。
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【健康寿命】そもそもの意味・目的とは?
心身の健康・自立した生活習慣・豊かで安定、安心した未来を歩み続けるためになくてはならない健康寿命。
ここでは、健康寿命の意味合いや目的、必要性に合わせて、一見同じようなイメージを持つことも多い平均寿命との大きな違いについて解説していきます。
健康寿命の定義
健康寿命とは、
①世界保健機構・WHOによって2000年に定められた健康でいられる期間のこと
②自立した心身を持ち、健康的なライフスタイルを維持できる状態のこと
③年齢を重ねても、心身の衰えやさまざまな病気による介護の必要が不要なこと
という3つの定義・意味があり、年齢を重ねた高齢者の方がもっとも興味を持ち、目標としている心身の状態であると言われています。
健康寿命はそれをのばすための取り組みが数々の専門機関・医療機関などでも積極的に推奨されているため、高齢の方はもちろん、若い世代の男女であっても、今からできることを始めようと高い意識を持った人が増加傾向にあります。
健康寿命と平均寿命の違いとは?
健康寿命と平均寿命には、一見同じような意味合いに取れるイメージがあるのですが、実はいくつもの明確な違いがあります。
そもそも平均寿命とは、
・生まれたばかりの0歳から何歳まで生きることができるかを統計的に予想したもの
・日常清潔に制限のある、健康ではない期間や平均余命
のことを言います。
健康寿命と平均寿命は、健康ではない期間に大きな差があり、厚生労働省によって報告された2018年の資料データによると、
・男性の平均寿命が80.21歳に対して、健康寿命は71.19歳
・男性の平均寿命が86.61歳に対して、健康寿命は74.21歳
となり、男性の場合は健康・平均寿命に9年もの差、女性の場合は男性以上に大きな差があると明らかにされています。
平均寿命がトップクラスといわれ、年々平均寿命の数値が伸び続けている日本でも、健康寿命を意識した自立した生活・介護が必要な心身の病気の心配がない理想的な社会を叶えるためには、それなりの課題も多いことが問題視されるようにもなっています。
【健康寿命診断】心身の健康を把握するチェックポイントとは?
自分があとどのくらい健康で長生きできるか、豊かな未来を歩み続けることができるのかは、想像も見極めもハードルの高さを感じることがあるのではないでしょうか?
ここでは、心身の現在の今の状態をいくつかのチェックポイントから診断し、大まかな健康寿命の予想ができる診断方法についてまとめてみました。
☑体重や身体の活動について | ・ここ数年で著しく体重が減少した ・筋肉や筋力の低下を感じる ・常に運動不足である ・運動が苦手でやる気が起きない |
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☑疲労のレベルについて | ・ちょっとの運動でも長い時間の休息が必要になる ・ぐっすり眠っても疲れが取れていないと感じる |
☑歩くスピードについて | ・青信号で横断歩道を渡った際、渡り切らないうちに黄色、赤信号に変わってしまうことが多い ・同年代の人に比べて歩くスピードが遅いと感じる ・家族や友人から歩くスピードが遅いと指摘されることが多い |
☑人とのかかわりについて | ・人と接する機会が今までよりも減っている ・人に会う、かかわりあうのが億劫だと感じる |
診断のチェックポイントが多い人の場合は、健康寿命をのばす取り組みが必要となり、チェックポイントが少ない人の場合は、健康寿命を維持するための生活習慣・行動・意識の在り方を見直してみる必要があると言えるでしょう。
【健康寿命をのばす10の方法】健やかな心身を取り戻そう!
健康寿命をのばす10の方法は、現在心身に何らかのトラブル・悩みを抱えている人はもちろん、健康の悩みがない人であっても、継続してみることで心身のより良い変化を感じ取れるようになります。
健康寿命をのばす、誰にでも手軽に楽しみながらできる方法10選をまとめてみましたので、はじめは2~3個から実践し、カラダと気持ちが慣れてきたら徐々に増やすようにすると、無理なく健康的な生活・心身を手に入れることができるでしょう。
【健康寿命をのばす方法①】生活習慣病について学ぶ
生活習慣病とは、年齢を重ねた人に、誰にでも起こり得る心身の不調・トラブルだと言われています。
食や運動、休養など、わたしたちの何気ない習慣から引き起こされる生活習慣病には、
①ガン
②循環器の疾患
③糖尿病
などがあり、これらの多くは運動不足・喫煙・栄養バランスの乱れ・飲酒などが主な原因とされているため、生活習慣病を知り、それを予防する基本・応用の方法を次々に身につけて実践していく必要があります。
【健康寿命をのばす方法②】1日3回の食事を摂る
1日3回の食事を摂ることは、健康寿命をのばす基本的な方法とされていて、加齢制御医学の教授からも推奨されている方法です。
食の細さや食欲不振などが気になり、1日1回または2回で2回以上の間食をプラスした食生活が習慣になってしまうと、1回に食べる食事量・カロリー量が増え、必要以上に栄養を摂取して、肥満や糖尿病などのリスクにつながりやすいと言われています。
特に朝食を抜いてしまうと、一日をエネルギッシュに過ごすための栄養を補うことができなくなり、抜いた分昼食・夕食・間食の量が増えてしまって、健康寿命に必須の栄養バランスがどんどん崩れてしまうので要注意です。
【健康寿命をのばす方法③】毎日10分の運動習慣を持とう
ウォーキングや軽いジョギング、運動が苦手な方にも取り組みやすいストレッチやヨガなどの軽い運動は、脳卒中・ガン・足腰の不調・心臓病といった、高齢者にかかりやすい病気のリスクを下げることが報告されています。
適度な運動・1日10分程度の運動を習慣付けておくと、免疫力向上に深いかかわりのある血管の健康、筋肉の育成などが期待でき、見た目も丈夫でしなやかな、理想的なスタイルを維持することができます。
また適度な運動は、新鮮な酸素を体内に取り入れることにより、細胞の老化を食い止め、発汗・代謝アップによって高齢者に多い冷えの改善・予防にもつながります。
【健康寿命をのばす方法④】良質な睡眠をとる
良質な睡眠は、細胞の老化を防ぎ、若々しい心身・お肌を維持するための成長ホルモンの分泌が活性化します。
良質な睡眠を得るために必要なことは、
①毎日10分程度湯銭に浸かる入浴を心がける
②眠る前の1~2時間前くらいまでに入浴を済ませておく
③毎朝朝日を15分程度浴びて日光浴をする
④肌触りが良く、心地よいと感じる寝具を揃えておく
などがあり、特に朝に15分の日光浴をしておくと、1日をエネルギッシュに過ごすためのホルモン分泌が活性化し、夜になるとセロトニンという入眠にかかわりのあるホルモンへスムーズに変換され、心身ともにリラックスして良質な睡眠を得ることができます。
【健康寿命をのばす方法⑤】健康寿命に必要な栄養成分を摂取しよう
健康寿命になくてはならない毎日の食事は、栄養バランスが整っている内容に見直す・変えていくことと並行して、次のような栄養成分を積極的に摂取することがおすすめです。
ここでは、健康寿命に深いかかわりのある栄養素と、具体的な食品について参考にしてみましょう。
①抗酸化作用成分 | ポリフェノールやβカロテン、リコピンやビタミンC・Eなどの栄養成分のことを言い、細胞の老化の原因となる活性酸素の発生をブロックするはたらきがある。 主に緑黄色野菜や根菜、フルーツなどに多く含有されている。 |
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②タンパク質 | 肉類や魚類、魚介類や乳製品、大豆製品に含有されている栄養成分で、血管の健康、免疫力UPに欠かせない栄養素として知られている。 細胞の若々しさ、丈夫な髪や頭皮環境、肌に欠かせない成長ホルモン分泌の材料になる栄養素。 |
③DHA・EPA | 魚類、魚介類に多く含まれている栄養成分。脳や細胞の健康を維持し、高齢者に見られやすい中性脂肪・内臓脂肪の減少に役立つ。 |
④βクリプトキサンチン | みかんなどの柑橘類、赤パプリカなどに含有されている免疫力UP・発がん物質の抑制に役立つ栄養成分。 体内に長く留まる性質を持ち、特にみかんの1日1~2個の摂取は、半年程度βクリプトキサンチンを体内に蓄積しておくことができる。 |
【健康寿命をのばす方法⑥】禁煙しよう
タバコには、およそ200種類もの有害物質・およそ70種類もの発がん物質が含有されていると言われています。
さまざまな病気の原因となることも多い喫煙は、血管を傷つけ、血液の質を悪くさせたり、細胞や心身、お肌の老化の原因となる活性酸素を大量に発生してしまうので、禁煙は健康寿命を意識してからすぐに始めることが推奨されています。
【健康寿命をのばす方法⑦】アルコールと上手に付き合おう
アルコールの摂取は、気分を開放的にしてストレス解消、陽気な気分になれる、冷えの改善などのメリットがあるのですが、飲み過ぎは健康寿命に良くない影響を与えてしまうことがあります。
お酒の飲み過ぎは、健康寿命ののばすために欠かせない免疫力UPのために栄養成分、タンパク質や亜鉛、アミノ酸などを分解するため、栄養バランスが崩れやすくなるのです。
アルコールと上手に付き合うためには、
・ビール中ビン1本程度
・チューハイ350ml1本程度
・日本酒一合程度
・ダブルのウィスキー1杯程度
・ワインはグラス1杯
を目安に、1日平均20g程度のアルコール摂取に押さえるように調整してみましょう。
【健康寿命をのばす方法⑧】漢方薬の活用
健康寿命をのばすさまざまな対策の中でも、今もっとも注目され、その効果にも高い評価を得ている方法が、漢方薬の活用です。
健康寿命を気にしている中高年・高齢者の中には、飲む薬の量が多かったり、種類が徐々に増え、薬による心身の不調・副作用に悩まされることもあるのではないでしょうか?
漢方薬は、古い時代から薬よりもカラダにやさしく、サプリメント以上の有用性があるものとして親しまれ、心身に無理なく穏やかな作用で健康寿命をのばすことができると言われています。
特に健康寿命を気にしている人におすすめの漢方薬は、人参養栄湯(にんじんようえいとう)で12種類もの生薬がブレンドされ、高齢者の全身のトラブルからの改善が多数報告されていますよ。
【健康寿命をのばす方法⑨】趣味を見つけてたくさん笑う
笑顔はそれだけで若々しく見え、内面から自然に前向きなパワーを引き出してくれる力があります。
実際に、あまり笑わない、ネガティブな考え方をしてしまう人に比べると、良く笑い、前向きな思考を忘れずにいられる人の場合は、免疫力の状態・健康寿命の期間に大きな差があるともいわれています。
また、笑うことにはそれなりのエネルギーが必要になるので、表情筋を鍛えて若々しい見た目に変われたり、全身の血行が活性して、冷えや腰痛、ストレスなどの解消にも役立ちます。
自然に明るい笑顔になれる趣味を持ったり、人と人との触れ合いを大切にして、日々笑顔溢れた毎日を過ごすように心がけてみましょう。
【健康寿命をのばす方法⑩】歯と口腔内の健康に気を配ろう
ここ何年かで、歯と口腔内の疾患が、全身の病気・トラブルにつながりやすくなることが報告されています。
毎日の歯磨きや定期的な歯石取りをするなど、歯と口腔内の健康に気を配っていれば、いつも魅力的な笑顔を振りまき、まわりに人が集まってくることで、孤独感の解消にも役立ちますよ。
【健康寿命をのばす方法まとめ】健康な毎日に明るい笑顔を!
健康寿命をのばすためにおすすめの10の方法は、人としてとても良いことをしているような、満足した気分になることができるはずです。
また、単に健康寿命をのばすだけではなく、美容や心の健康、不安の解消から自信を取り戻せるなど、さまざまなメリットを感じ取れるでしょう。
人生100年時代と言われる今、健康と自立する意識を忘れずに、豊かな未来を歩むための一歩をさっそく踏み出していきましょう!
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