強力な紫外線が降り注ぐこの季節、髪と頭皮が顔やカラダよりもダイレクトなダメージを受けると理解してはいても、実際にどんなケアをするべきなのか悩んでしまってはいませんか？

髪・頭皮が強力な紫外線ダメージを受けてしまうと、あらゆる髪のトラブルが併発してしまうので、早めにその影響と関係性を理解しておきたいもの。

今回は、紫外線と髪・頭皮にどんなかかわりがあるのか、具体的な影響や、光のダメージから髪と頭皮を守り抜く、オススメのヘアケアメソッドをわかりやすくお伝えしていきます。

スポンサーリンク

髪と頭皮が紫外線を受けるとどうなる？気になる影響について

紫外線には、

• UV－A
• UV－B

という種類があり、それぞれに髪と頭皮に与える影響が変わってくると言われているんです。

紫外線のふたつの種類が髪・頭皮にどんな影響を与えるのか、ここでは詳細をまとめてお伝えします。

UV-Aが髪と頭皮に与える影響

UV-Aは、紫外線の95％を占める紫外線で、髪・頭皮に当たるとその内部にまでダメージが浸透するため、キューティクルが開いて髪と頭皮が栄養不足になったり、タンパク質の分解・減少でパサつきや切れ毛、枝毛などのダメージが起こりやすくなります。

UV-Bが髪と頭皮に与える影響

UV－Bは紫外線の5％の割合となり、それでも髪や頭皮にそのダメージがかかると、表面が傷つき、栄養の吸収が悪くなったり、ターンオーバーの乱れによって新しく健康的な髪が生えにくくなることもあります。

紫外線のすべてが髪と頭皮に与える影響とは？

紫外線にはUV-AとUV-Bのふたつが存在していますが、このくくりにかかわらずに髪と頭皮が紫外線ダメージを受けると、次のような良くない影響を与えてしまうことがあるんですよ。

髪と頭皮によい紫外線がある？朝15分の日光浴がオススメの理由

髪と頭皮に紫外線ダメージは良くない影響ばかりをもたらしてしまうリスクがあるのですが、実は朝の15分の日光浴は、髪と頭皮の成長に役立つよい影響があると考えられているんです。

ここでは、なぜ朝15分の日光浴が頭皮と髪によい影響を与えるのか、気になる理由とメリットをまとめて参考にしてみましょう。

セロトニンとメラトニン分泌が活性化する

朝の15分の日光浴は、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンを体内に満たし、夜になるとスムーズにメラトニンという、睡眠の質を深めるホルモンに変えていくことができます。

睡眠中に分泌されるメラトニンは、健やかな髪・頭皮環境の成長に欠かせない成長ホルモンの分泌を活性化するため、朝15分の日光浴は、髪と頭皮に悪い影響を与える心配がないとされています。

髪や頭皮環境のエイジングサイン、いくつものトラブルは、睡眠の質が低下していることで成長ホルモンの分泌が不安定になり、修復までに時間がかかっている状態。

ですが、朝15分程度お日さまの光を浴びる意識をもつだけで、髪と頭皮の成長によいホルモンが分泌されるため、光をまったく浴びない習慣は逆に良くないとも言えるのです。

また、朝の15分の日光浴は、髪と頭皮をダイレクトにお日さまに当てる必要はなく、日当たりのよい部分でゆっくりと過ごす、朝の用意をしながら過ごすだけでもよいとされていますよ。

血行や代謝を促進する

シャンプーやトリートメントのヘアケアアイテム、食品やサプリメントからの栄養を髪と頭皮に行きわたらせるためには、血行や代謝の促進が大きな要となります。

眠っている間は頭皮・髪の細胞が休息している状態のため、起床後は代謝・血行のめぐりが悪くなっていることも。

朝の15分の日光浴は、さまざまなホルモン分泌を活性させ、頭皮と髪を目覚めさせる働きがあり、血行や代謝が促進されるため、栄養が行きわたりやすい状態に整えるメリットもあるんですよ。

紫外線ダメージから髪と頭皮を守る方法｜今日からはじめるヘアケア【まとめ】

紫外線を浴びてダメージが深刻になってしまった髪は、本来の生まれたてのような髪質に戻ることが難しく、場合によっては大幅なカットが必要になることもあるんです。

理想的で健康的な髪質を長く維持し、女性としての自信を持ち続けることができるよう、ここでは、紫外線ダメージから髪と頭皮を守るとっておきのヘアケアを一つひとつ参考にしてみましょう。

髪と頭皮専用のUVアイテムを常備しておこう

日焼け止めというと、今までは顔やボディ専用の商品が一般的でしたよね。

髪と頭皮への紫外線ダメージの影響にも着目されるようになった昨今、専用の日焼け止め・UVアイテムが豊富にリリースされるようになっています。

特にオススメの紫外線対策アイテムは、

• UVスプレー
• UV機能が備わったオイルタイプのアウトバストリートメント

のふたつ。

まずUVスプレーは、手肌を汚さずにシュッとスプレーするだけで髪と頭皮の紫外線ケアができ、細かな粒子が隅々にまで紫外線ケア成分を行きわたらせてくれます。

また頭皮のべたつきやニオイ、皮脂の収れんに役立つパウダータイプの商品もあるため、スプレータイプの日焼け止めを選ぶ際は機能性の充実さにも注目してみましょう。

頭皮と髪の紫外線対策に役立つオイルタイプのアウトバストリートメントは、紫外線ダメージから頭皮と髪を守りつつ、光ダメージによって失われてしまったうるおい、栄養を補う役割があります。

オイル特有のナチュラルなツヤを与えてくれるメリットもあり、枝毛や切れ毛、パサつきなどをキレイにカバーすることもできますよ。

帰宅後は頭皮のクールダウンを早めに

紫外線を長時間浴び続けた頭皮・髪は、余分な熱によってデリケートな状態に変わり、炎症やかゆみ、日焼けなどのトラブルにつながってしまうことがあります。

そのため、帰宅後は早めにブラッシングをして髪の毛の汚れをはらい落とし、冷たいタオルや水を張った洗面器に髪と頭皮を浸してクールダウンをしましょう。

紫外線ダメージから早めに頭皮と髪をクールダウンさせておくと、開ききったキューティクルが閉じ、熱を逃がしていつものコンディションに整えることができます。

髪の分け目を変える紫外線対策もオススメ

いつも同じ分け目のヘアスタイルにしていると、その部分だけがダイレクトに紫外線ダメージを受けてしまいやすくなります。

分け目を細かに変えるヘアスタイルを意識しておくと、強力な紫外線ダメージを分散させることができるため、いろいろなヘアアレンジを楽しんで紫外線対策を進めてみましょう。

髪の分け目を細かに変えることは、紫外線のダメージから髪・頭皮を守るだけではなく、いつもとは違った髪型で新鮮な気分になり、ストレスの解消やリフレッシュにも役立ちます。

ヘアアクセやファッション小物は意外に使える

家事や育児、お仕事やプライベートの時間などで毎日を忙しく過ごしていると、丁寧で正しい髪と頭皮の紫外線対策がおろそかになってしまうこともありますよね。

ヘアアクセやファッション小物は、意外に髪と頭皮の紫外線対策に役立つアイテムとなっているため、ここでは具体的なアイテム情報をチェックして、好みや気分、メイクアップのテイストに合わせたものを賢くセレクトしましょう。

抗酸化作用成分でインナーヘアケア

髪の紫外線対策は、これまでにお伝えした日焼け止めスプレーやオイル、ファッション小物の活用の他にも、髪と頭皮の内部から働きかけるインナーケアを並行することが肝心です。

意外に知られていないのですが、内部からのインナーヘアケアの働きかけは、外側からのケアよりも倍の効果が期待できると言われています。

そこでオススメなのが、光のダメージによって酸化や細胞の老化を早めてしまう、活性酸素の除去に働きかける抗酸化作用成分の摂取。

抗酸化作用成分は身近な食品に多く含まれ、毎日の食事にメリットがあるため、次の食材を積極的に補うようにしましょう。

～おわりに～

髪・頭皮にかかる紫外線ダメージはお肌の5倍もの影響力があると言われているので、お伝えした紫外線ヘアケアは早めに実践しておくことがオススメです。

髪と頭皮に良くない影響を与える紫外線、朝15分に日光浴習慣からのよい影響の両方を理解して、いつもみずみずしくツヤとコシのある、理想の美髪と健やかな頭皮環境を維持していきましょうね。

スポンサーリンク