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抗がん剤治療時に生じやすい脱毛のタイミングと対処法|美容師にできるサポートを解説

抗がん剤による治療では、主に脱毛の副作用が起こりやすくなると言われています。

外見的な部分だけではなく、メンタル的な面でもさまざまな不安・心配が残る抗がん剤治療ですが、この時期に生じやすい脱毛はどのタイミングで起こることが多いのでしょうか?

今回は抗がん剤治療時に起こりやすい脱毛のタイミングと対処法、さらには美容師にできるさまざまな安心サポート内容をわかりやすくご紹介。

ドクターや看護師とは違った、美容師ならではの技術と思いやりで抗がん剤治療時の副作用・脱毛のケアにどんなサポート内容があるのか、少しでも気持ちがラクになる前向きな情報をお届けしていきたいと思います。

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抗がん剤治療時の脱毛はいつ、どんなタイミングで起こる?

  

抗がん剤による治療では、個人差はあるものの脱毛の副作用が起こりやすくなると考えられています。

では、抗がん剤治療をはじめてから起こり得る脱毛は、いつ・どのタイミングで生じるのでしょうか?

ここでは抗がん剤治療をはじめてから脱毛が生じる一般的なタイミング、目安の期間を合わせてお伝えします。

抗がん剤治療後10~20日程度で脱毛が生じやすくなる

抗がん剤治療によるもっともオーソドックスな副作用・脱毛は、投与をしてからおよそ10~20日前後で脱毛が始まると言われています。

抗がん剤治療投与の10~20日程度では、髪以外にも、

  • 体毛
  • 眉毛
  • まつ毛
  • アンダーヘア

でも脱毛が起こりやすくなり、個人差はあるものの、脱毛の期間は使用する抗がん剤のタイプによっても変わってくるケースがあります。

治療終了後3~6ヶ月程度で再び発毛が始まる

抗がん剤治療による副作用の脱毛は、脱毛が始まるともう髪が生えてこないのではないかというイメージを持つ人も少なくはないでしょう。

ですが抗がん剤治療による髪の毛やその他のパーツの脱毛は治療を受けている期間の一時的な副作用でもあり、治療が終了してから3~6ヶ月程度後にはふたたび髪の成長・発毛が始まります。

髪の毛に関しては、抗がん剤治療が終わった後およそ8~1年くらいでショートスタイル程度に回復し、美容師はこの期間にできるヘアケア、スタイリング、美容に関するアピアランスケアにチカラを入れていきます。

抗がん剤治療による脱毛が生じたら?セルフでもできる対処法をご紹介

抗がん剤治療による脱毛は、医師や看護師、美容師によるアピアランスケアを受けながらでも、セルフでできる手軽なヘアケアメソッドがいくつも存在しています。

自宅にいながらの安静期間を過ごし、少しずつでも美に関する意識を取り戻していくため、ここでは抗がん剤治療中の脱毛が生じた際にできるヘアケア・対処法を一緒にチェックしてみましょう。

髪を短めにカットする

抗がん剤治療を受けたタイミングで髪を短くカットしておくと、

  • 気分転換にもなるイメチェンに
  • 髪が抜けることへのマイナスイメージを緩和する
  • 髪のカットによって新たな魅力が引き出される

などのメリットが実感でき、髪が多い時ほど抜けた時の量は多く感じられるため、そのような点でも髪のカットは抗がん剤治療中に最適な対処法となります。

爪を短く切って整えておく

抗がん剤治療中に爪を短く切っておくことは、副作用によってデリケートになっている頭皮を傷つけないためのセルフケアになります。

低刺激処方のシャンプーやトリートメントが安心

抗がん剤治療の副作用によってこれまで以上に揺らぎやすくなっている頭皮と髪。

刺激が少なく、無添加成分を使ったタイプのシャンプーやトリートメントは、穏やかな洗浄力で不要な汚れのみを洗い流し、うるおいや栄養を守り、補う安心のヘアケアが実現します。

また頭部へ放射線治療を行っている場合は、シャンプー・リンスはタイプにかかわらずに使用せず、ぬるま湯で丁寧に洗い流すことが推奨され、湯シャンは髪と頭皮の汚れの8割程度を洗い流せると考えられています。

弱風・低温モードでドライヤーを使用する

ドライヤーを使用する際は、頭皮と髪に熱のダメージを与えないように気を付け、弱風・低温モードに調整して使うようにしましょう。

ブラッシングの際は天然毛・木材を使用したやさしい製法のブラシを使用し、頭皮にできるだけ触れないように髪にやさしく当ててブラッシングをしましょう。

パーマとカラーリングはお休みする

パーマ液やカラーリング剤には、健康な頭皮・髪であっても刺激になる添加物・刺激物が多く含まれています。

いつも以上に敏感になっている頭皮と髪の安全・健やかさを守るため、抗がん剤治療中はパーマ・カラーを避け、治療を診てもらっている主治医の許可が出るまではお休みしましょう。

抗がん剤治療時に起こる脱毛|美容師にできることを解説!

抗がん剤の治療を受けていると、相談やサポート、アフターケアには医師や看護師による対応がメインだとイメージする人も多いのではないでしょうか?

抗がん剤治療時の脱毛が起こっても、女性それぞれに外見の魅力を引き出して副作用による影響を少しでもなくしていくサポートは、実は医師や看護師ばかりではなく美容師もさまざまな取り組み・研修を行っているんです。

ここでは抗がん剤治療の副作用で脱毛が生じた際、美容師にできること、日本初となる研修内容を合わせてお伝えしてみたいと思います。

美容師によるアピアランスケア|気になる研修内容を解説!

医師や看護師とはまた違った目線で抗がん剤治療のアピアランスケアに当たる美容師は、患者さんの外見の美しさとココロの健康を取り戻すためのいくつもの研修を行っているんです。

抗がん剤治療を受けている人はもちろん、そのまわりにいる大切な家族やパートナーも笑顔になれる美容師のアピアランスケアについて、主な研修内容をまとめてご紹介します。

アピアランスサポートの基礎知識を学ぶ研修

美容師が抗がん剤治療の患者さんに対して行うアピアランスケアの研修は、アピアランスケアがどのような取り組みになっているのか、基礎的な部分と応用的な部分をトータルで学び、実際にシミュレーションを行う研修があります。

アピアランスサポートの美容師が学ぶ研修内容は、ドクターや看護師では対応ができない、専門的な技術や知識となる脱毛の対処、予防法などを学び、美容師が持つ持ち前のコミュニケーション能力で患者さんに寄り添ったサポート・ケアをする充実した内容となっています。

ウィッグの基礎知識を学ぶ研修

抗がん剤治療を受けている患者さんのアピアランスケアでは、脱毛を目立たなくして新鮮な髪型に整え、魅力を引き出すウィッグが用いられることが一般的です。

美容師のアピアランスケアの研修内容のひとつ、ウィッグの基礎知識では、

  • 人工皮膚の種類やウィッグの植え方
  • ウィッグの各メーカーによる特徴やメリット
  • 患者さんの理想や目的に応じた最適なウィッグ選びのコツ

などを学び、患者さんのライフスタイル・脱毛状態に応じたウィッグのご提案・アドバイスや相談をする研修を行っています。

抗がん剤治療の副作用・脱毛のウィッグ使用は、もみあげや襟足などの患者さんの頭のカタチ・髪の流れに応じてカスタマイズが可能となっているので、よりナチュラルな見た目に近付き、脱毛による外見的な不安や悩みを美容師と一緒に解決していくことができます。

ネイルに関するケアのサポート内容を学ぶ研修

抗がん剤治療による脱毛に悩む患者さんへのアピアランスケアには、美容師・ネイルに特化した専門の知識や資格、さらには医師免許のすべてを取得した美容師によって、ネイルに関する研修も含まれています。

抗がん剤治療による外見的な影響は、脱毛の他にも爪に何らかの影響が出てしまうことも少なくはありません。

専門的な資格を持った美容師によるネイルケアのサポートには、

  • テーピングによる対処方法
  • 爪用やすりやハンドクリーム、ネイルオイル正しい使用
  • 爪に負担をかけないネイルカラーの提案、適したカラー

などの基礎知識を学び、万が一対応できない場合でも必ずドクターや看護師に相談して最適なサポートを受けられる取り組みなども研修内容のひとつになっています。

抗がん剤治療時の脱毛|美容師にはこんなことができる!

抗がん剤治療時に起こりやすい脱毛のアピアランスケアは、

  • 医師や看護師の場合:治療や医療に関する分野のサポートや相談
  • 美容師の場合:美に関すること全般的なサポートや相談

という役割分担があり、特に外見的な部分でのケアは美容師も大きな役割を担っています。

抗がん剤治療時の脱毛に関して、美容師ができることを一緒に見ていきましょう。

脱毛をカバーするスタイリング、アレンジの提案

抗がん剤治療による脱毛では、美容師によってこの状態をカバーする、スタイリングや髪型の提案にもチカラを入れています。

抗がん剤治療を受けている患者さんの中には、さまざまな理由によってウィッグを使わない・使えないケースも少なくはありません。

美容師によるアピアランスケアサポートは、ウィッグ使用・未使用にかかわらずに、抗がん剤治療によって生じた脱毛をカバーするためのスタイリング、ヘアアレンジなどを提案し、患者さんひとりひとりの個性と魅力、さらには笑顔を引き出すお手伝いをしています。

スキンケアやメイクアップに関するアドバイス

抗がん剤による治療を受けている際は、お肌にも良くない影響が出てしまうケースがあります。

美容師によるアピアランスケアのスキンケアやメイクアップでは、

  • 抗がん剤治療による副作用でダメージがある肌にも使える化粧品の提案
  • セルフによる正しく安全、お肌にやさしいスキンケアの方法

などがあり、美容師の場合は適した化粧品・メイクアップアイテムのブランドや商品情報に詳しい強みがあります。

アピアランスケアでは、メディアにて活躍し、実績と信頼、人気がある美容家やヘアメイクアップアーティストによるメイクやスキンケアを施してもらうことも可能。

抗がん剤治療によるさまざまな影響と闘いながらも、女性らしさや魅力、美意識を忘れたくない患者さんにとって、美容師によるアピアランスケアは安心・充実の内容だと感じられることでしょう。

美容ケアと並行した気分転換になるコミュニケーション

美容師は抗がん剤治療による脱毛が起こった患者さんの髪型を美しく整え、見た目の魅力を引き出すことばかりではなく、一時的にでもこの状態を忘れられる、気分転換になるコミュニケーションにもチカラを入れています。

美容師は日々たくさんのタイプのお客さまと接するため、話し上手・聞き上手であるコミュニケーション能力が求められる職業でもあり、患者さんの気分転換になるような会話も、美容師ができるアピアランスケアのひとつとなっています。

~おわりに~

抗がん剤治療終了から髪の毛が生え揃うまでには、個人差はあるものの2年程度の長い期間がかかることもあります。

脱毛が生じても自分らしく過ごし、本来の魅力を取り戻してイキイキと過ごすため、美容師はその相談や環境づくりに誠心誠意のサポートを行っていきますので、アピアランスケアの相談からまずは始めてみてくださいね。

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