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美容師の平均年収はどのくらい?美容師が年収を上げるためにすべきこと

美容師は、フリーランスやアシスタントの見習いなどのステータスにかかわらず、人と人とのつながりを広げてお客さまをキレイに見せる魅力的な仕事ですよね。

誰にとっても憧れで、夢や目標にしている人が多い美容師でも、

「給料が低い」

「残業代が支払われない」

など、グレーなウワサもチラホラと耳にすることがあります。

今回は、美容師の平均年収がどのくらいとなっているのか、一般的な相場と年収を上げて豊かな美容師ライフを送るためにすべきことを合わせてご紹介します。

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【美容師の平均年収】さまざまな角度から美容師の平均年収を調査!

美容師の平均年収は、平成29年度の厚生労働省からの「賃金構造基本統計調査」によると、296万円とのデータが報告されています。

一般企業の平均年収は、400万円程度と考えられていることが多いため、美容師の平均年収は他の業界・業種よりも高いとは言えないのかもしれません。

平成29年の時点では、美容師の平均年収は296万円との報告がなされていますが、年代や性別、勤務形態や勤務年数などによって、その収入にも差が出てくることが。

ここでは、美容師の平均年収をさまざまな角度から調査し、詳細をまとめてみましたので、美容師を目指す方や年収を上げるために絶え間なく努力をしているみなさんはぜひ参考にしてくださいね。

美容師の平均年収【地域別編】

美容師の平均年収は、主要都市・地方都市でも大きな違いがあると考えられているんです。美容師の平均年収について、地域別の金額を調査してまとめてみました。

【地域】【一般的な年収】
北海道や東北約306万円
東京や神奈川などの関東約355万円
石川などの甲信越、北陸約314万円
愛知や岐阜などの東海約328万円
大阪や京都などの関西約294万円
岡山や広島などの中国約316万円
愛媛や香川などの四国約314万円
九州や沖縄約314万円

※美容師の地方別の平均収入は、最先端のヘアスタイル・トレンドの発信源となる東京や神奈川などの関東地方がもっとも高い年収となっていることがわかりますね。

美容師の平均年収【男女別編】

男女の性別にかかわらずに活躍している人が多い美容師業界ですが、性別によっても平均的な月収・年収が変わってくることもあるようです。

ここでは、美容師の平均年収や月収について、男女の性別でどのくらいの差があるのかを参考にしてみましょう。

美容師の性別・男女別の平均年収について【平均年収】
【男性美容師】
  • 20~24歳まで:228万円
  • 25~29歳まで:287万円
  • 30~34歳まで:366万円
  • 35~39歳まで:424万円
  • 40~44歳まで:462万円
  • 45~49歳まで:416万円
  • 50~54歳まで:456万円
  • 55歳以上~60代まで:348~356万円
【女性美容師】
  • 20~24歳まで:224万円
  • 25~29歳まで:277万円
  • 30~34歳まで:321万円
  • 35~39歳まで:351万円
  • 40~44歳まで:348万円
  • 45~49歳まで:328万円
  • 50~54歳まで:359万円
  • 55歳以上~60代まで:301~323万円

※美容師の男性・女性別の性別による平均年収は、男性美容師の方が若干ではあるものの得られる年収が高めとなっているようです。

美容師の平均年収は、男性・女性の性別にかかわらず、35歳以上・40代後半までは比較的高額で安定した収入を得ることも可能になり、20代の内に年齢を重ねてからのキャリア目標を立てておくのもよいでしょう。

美容師の平均年収【ランク別編】

美容師ははじめから第一線で活躍・働くことができるわけではなく、

  1. 美容師になりたての場合:アシスタント
  2. アシスタントからのステップアップ:スタイリスト
  3. 特別なセンスやノウハウ、スキルを備えた美容師:トップスタイリスト

という段階を経てステップアップしていく業界となっています。

ここでは、美容師の平均年収について、ランクとなるアシスタント・スタイリスト・トップスタイリストそれぞれの金額をまとめてみました。

美容師のランク別の平均収入について【平均年収】【詳細】
【アシスタント】180~230万円程度
  • 月収では13~17万円程度が一般的
  • スタイリストやトップスタイリストのサポートが主な業務となる
  • 都心の人気ヘアサロンでも、月収が10万円程度となることがある
【スタイリスト】200万円前後、スタイリストのランク(Jr.など)によって平均年収が変わってくる
  • 18~20万程度の年収が平均と言われている
  • スタイリストになりたての頃はJr.スタイリストと呼ばれることがあり、18万円以下の収入が平均となる
  • Jr.スタイリストからステップアップし、スタイリストに昇格すると20~30万円の月収が平均となる
【トップスタイリスト】400~500万円程度
  • 歩合制になることが多く、年収は実力や知識、スキルなどで変わることがある
  • 平均的な月収は50万円程度

※美容師の平均年収や月収は、ランクによっても大きな差があると言われています。

ただ、美容師としてのスキルを高め、経験を活かして実力を発揮できるようになれば、理想の収入を得ることも夢ではなくなるので、美容師のやりがい・仕事の喜びが高く評価されているのかもしれませんね。

【美容師の平均年収を上げる方法】5つのポイントを解説します!

美容師は安定・それなりに高額な収入を得るまでに長い時間がかかることもあるため、見習いの期間には副業やアルバイトを掛け持ちする人もめずらしくないと言われているんです。

安定した収入を早めに得るために、これから美容師がすべきことにはどんなメソッドがあるのでしょうか?

ここでは、美容師の収入を増やす5つのポイントと、意外に見落としてしまうことも多い注意点を合わせながらお伝えしていきたいと思います。

【美容師の収入を増やす方法1】資格取得で収入UPにつながることがある!

美容師の収入を増やす方法には、美容師の免許以外にも接客や技術スキルUPに役立つ資格を理解し、取得しておく方法がオススメです。

実際に美容師が取得をして、接客の適切なアドバイス・技術の向上につながり、リピートや顧客を増やせたという体験談も報告されている資格には、

  • お客さまの肌色や雰囲気に合う髪色のアドバイスに役立つ「パーソナルカラリスト」
  • 豊富なヘアケア知識が身につき、お客さまへ正しい毛髪診断ができる「ヘアケアマイスター認定資格」

などがあります。

ヘアサロンに訪れるお客さまは、メディアに網羅されているような一般的なヘアケア・美容情報よりも、エビデンスやメリット、効能が期待できる確実なヘアケア情報が知りたいと願うものです。

美容師に役立つパーソナルカラリストやヘアケアマイスター認定資格などの資格は、お客さまに正確でより専門性の高いアドバイスができるメリットがあり、顧客さまやリピーターが増えていく分、美容師の収入も増えていくと考えられるでしょう◎

【美容師の収入を増やす方法2】昇給ポイントのテストにチャレンジしてみる!

大手美容室の中には、ときに不安定だと考えられている美容師の収入を増やし、よりいっそうモチベーション・技術力・集客力を高めていくための、昇給ポイントのテストを実施しているケースが多数あります。

昇給ポイントのテストには、アシスタント・Jr.スタイリスト・その他の見習いの美容師ランクでもチャレンジできるカラーシャンプーなどの取得があります。

美容師が昇給ポイントのテストにトライし、クリアできると、カラーシャンプーテスト取得の場合は、月収が平均5,000円前後も増える可能性も期待できるんですよ。

【美容師の収入を増やす方法3】フランチャイズ美容師のオーナーを目指す!

美容師の収入を増やす方法というと、一般的には資格取得やスキルを磨く、今までの働き方を見直してみるというやり方をイメージすることが多いのではないでしょうか。

フランチャイズ美容師のオーナーを目指すことは、収入を増やす他の方法よりも確実なステップアップが期待でき、フリーランスの美容師の目標をもつよりも、ハードルが低いと考えられているんです。

フランチャイズ美容師のオーナーには、

  • 初期にかかるコストを最小限に抑えられる
  • ヘアサロン運営や経営においてのサポートやアドバイスが受けられる
  • フランチャイズ美容院は認知度、知名度が高いため集客UPにつながりやすい

などの利点もあり、運営や開業、仕入れから集客のためのアドバイス・サポートが受けられる点では、さまざまな知識を学んで自分自身の糧にできる強みがあります。

【美容師の収入を増やす方法4】フリーランス美容師の目標を立ててみる!

美容師の収入を増やす方法として、実際に目標や細かな計画を立てている美容師が多い、フリーランス美容師という働き方。

フリーランス美容師は、

  • 売り上げがまるごと自分の収入になる
  • 自由な働き方ができ、月や年ごとの収入目標を調整、確保しやすくなる

などのメリット・やりがいがあります。

またフリーランス美容師としての目標を立てると、開業のための準備すべてに深くかかわり合うことができるため、

  • フリーランス美容師に必要なコスト
  • 適度にカットできる費用
  • コストをかけるべき費用

なども把握しやすくなるため、費用のムダや失敗が少なくなり、毎月・毎年得られる収入が安定していきます。

フリーランス美容師は自由な働き方ができ、自分の努力と経験を積み重ねていくキャリア次第で、手に入れたいと思う収入を明確にイメージでき、それを目標から現実のものとして掴み取っていける強みもあります。

雇われている正社員やバイト扱いの美容師の場合は、昇給制度が設けられていても、永遠にお給料が上がり続ける期待をもつことができません。

その点でもフリーランス美容師は、雇われているorバイトの美容師よりも、自分のチカラと実力で働いている間中ずっと昇給を狙っていける強みがあるのです。

【美容師の収入を上げる方法5】スキルや自分だけの強みを磨いていく!

美容師になりたての頃は、どれだけ専門的な技術や知識、資格を持っていたとしても、新人・見習いとみなされ、収入のUPまでに時間がかかることが自然とされています。

ですが、見習いや新人、アシスタントやスタイリストJr.のランクから毎日の目標を立てて、どれだけレベルアップできるか、チャレンジする気持ちを忘れないでいると、その一生懸命で誠実な姿をまわりからも評価されやすくなります。

美容師は技術職とも考えられているため、技術を磨くこと、ひとりひとりの内面の強みや魅力を毎日の業務に活かす気持ちがあれば、その努力は遠くない未来に収入UPはもちろん、美容師としての自信を得ることにつながっていくでしょう!

~おわりに~

美容師の平均的な年収よりも多くの収入を得られるようになると、豊かなビジネスライフを送れることはもちろん、自分自身の美容師としての自信・誇りにもつながるのではないでしょうか◎

もともと持っている美容師ひとりひとりの個性やセンス、人柄やこれまでの経験が、収入を高める重要なポイントにもなりますので、今までの働き方を見直し、よい点を伸ばして弱点を克服していく意識を忘れずに持っていてくださいね。

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